コラム

ストレージルームとは?納戸との違い・使い方・メリットデメリット・子供部屋での活用まで紹介

新築やリフォームで耳にする機会が増えた「ストレージルーム」。
直訳すると“収納部屋”ですが、近年では単なる物置ではなく、暮らしの快適さを高める多目的スペースとして注目されています。
「納戸との違いは何?」「どんな使い方ができるの?」「子供部屋にも作れる?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、ストレージルームの意味や特徴をはじめ、具体的な使い方、メリット・デメリット、子供部屋での活用方法までを住宅専門家の視点でわかりやすく紹介します。


1. ストレージルームとは?|現代住宅で注目される“大型収納空間”

● 定義と位置づけ

ストレージルームとは、生活空間とは別に設けられた収納専用のスペースのことです。
クローゼットより広く、納戸やパントリーと同じように、季節用品やストック品をまとめて管理するための部屋として使われます。

● 一般的な広さ

2〜4帖ほどが一般的で、人が入って整理できる“ウォークインタイプ”として設計されることが多い点も特徴です。

● 設置場所の傾向

玄関横・リビング横・2階ホール・屋根裏など、暮らし方に合わせてさまざまな位置に設けられます。
「どこに何をしまうのか」を明確にすることで、生活動線がスムーズになり、片付けのストレス軽減にもつながります。


2. 「納戸」との違い|法律上・機能上の定義を理解する

● 納戸とは何か

建築基準法では、採光・換気の基準を満たさない部屋を「納戸」と呼びます。
窓が小さかったり光が入りにくかったりするため、“居室ではない空間”として扱われます。

● ストレージルームとの違い

ストレージルームは採光・換気を確保することで、書斎・趣味部屋など多用途に転用できる点が強みです。
一方、納戸は基本的には物置として位置づけられることが多く、用途はやや限定的です。

項目ストレージルーム納戸
目的収納・整理中心同じく収納中心
採光・換気あり(居室扱いも可能)不足しており非居室
活用性書斎・趣味部屋に転用可基本は物置
印象モダン・多機能従来の収納部屋

最近では、住宅会社が「納戸」を“ストレージルーム”と呼んで多機能空間として設計するケースも増えています。


3. ストレージルームの使い方|暮らしに合わせた多目的活用

①生活用品・季節物の収納

雛人形・季節家電・スーツケースなど大型アイテムをまとめて収納できます。
棚を設置して整理しやすくすると、ホコリ防止にも効果的です。

②衣類・布団のストックルーム

ファミリークローゼットとは別に、オフシーズン衣類を収納する場所として便利です。
防湿性と換気計画を整えると、長期保管にも適します。

③趣味・コレクション収納

アウトドア用品、スポーツ用品、漫画や模型など、趣味のアイテム置き場としても最適です。
壁面収納やスチール棚を活用し、見せる収納として楽しむこともできます。

④子供部屋まわりの収納

増え続ける教材・玩具・衣類を整理しやすく、片付け習慣を身につけるきっかけにもなります。
将来的には学習コーナーやミニ書斎に転用できる点もメリットです。


4. ストレージルームのメリット|収納力だけでない“暮らしやすさ”

①生活感を隠せる

急な来客があっても、生活用品を一時的に収納でき、LDKをすっきり見せられます。

②物の定位置が生まれる

家族全員が“どこにしまうか”を共有しやすく、探し物のストレスが減ります。

③居住空間を広く使える

部屋の中に大型収納を置かずに済み、空間を広く確保できるのも大きなメリットです。

④将来的な使い方の自由度が高い

趣味部屋、収納、ワークスペースなど、家族の成長に合わせて柔軟に使い方を変えられます。
照明やコンセントを事前に設置しておけば、より自由度の高い空間になります。


5. ストレージルームのデメリットと注意点

①面積を取る

居室とのバランスを取りつつ、必要な広さを見極めることが重要です。

②使い方が定まらないと“物置化”する

多目的に使える一方、「何でも入れてしまう」状態になりやすいため、棚の配置や収納ボックスの計画を事前に立てると効果的です。

③換気・照明・湿気対策が必要

空気がこもりやすく、湿気やカビの原因になるため、小窓や換気扇、除湿機の利用が推奨されます。

④出し入れの動線に注意

階段下など奥まった場所に設置すると使いにくいため、動線計画が重要です。


6. 子供部屋との関係|“成長に合わせて変化できる収納”

● 子供部屋の外に設けるメリット

教材・衣類・季節用品を分けて収納でき、子供部屋が“散らかりにくい空間”になります。
リビング学習が主流の家庭でも、教材の置き場として活躍します。

● 将来の転用性

子供が独立した後は書斎や家族共有の収納、ワークスペースなどとして利用可能。
2〜3帖程度の広さがあれば、小さな部屋としても十分機能します。


7. ストレージルームを上手に取り入れる設計ポイント

①動線から配置を考える

玄関近くならアウトドア用品、リビング横なら日用品、2階なら季節物――。
「使う場所の近くに収納する」のが基本です。

②照明・換気・コンセントを確保

明るく通気性のあるストレージルームは物置以上の価値を持ちます。
電源を確保すれば、除湿機や小型家電の収納にも便利です。

③棚の高さ・奥行きを最適化

使用頻度の高い物は取り出しやすい位置に。
可動棚を採用すれば、家族の変化にも柔軟に対応できます。


8. まとめ|ストレージルームは“暮らしを整える第2の空間”

ストレージルームは、家の中を整え、生活の質を高める収納専用スペースです。
納戸と比べて多用途に使える点が魅力で、家族の成長とともに役割を変えながら長く活用できます。
メリットとデメリットを踏まえ、生活動線や将来の使い方まで見据えて計画することで、より快適で美しい住まいを実現できるでしょう。

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