シックハウス症候群になりやすい人の特徴と原因|新築住宅で気をつけたいポイント
2026.1.22

新築やリフォーム後に、「なんとなく体調が悪い」「家にいると頭が重い」と感じ、不安になる方は少なくありません。その原因のひとつとして知られているのがシックハウス症候群です。
この記事では、シックハウス症候群になりやすい人の特徴や原因、症状、新築住宅で特に注意したいポイントまで整理します。
さらに、自然素材・換気・空気環境に配慮した家づくりを大切にする平林建築工房の視点から、住宅側からできる対策についてもお伝えします。
シックハウス症候群とは?まずは基本を理解しよう
シックハウス症候群とは、住宅内の空気環境が原因となって体調不良を引き起こす状態の総称です。
特定の病名というより、「家にいると不調が出る」という状況を指します。
原因となるのは、建材や家具、接着剤などから放散される化学物質や、換気不足による空気のよどみなどです。住宅の性能や使われている素材によって、症状が出やすい場合があります。
アレルギーや体質的な問題と混同されやすいですが、
「家を離れると楽になる」「外出すると症状が軽くなる」場合は、住環境との関係が疑われます。
シックハウス症候群になりやすい人の特徴
体質・年齢による影響
化学物質に敏感な体質の方は、シックハウス症候群になりやすい傾向があります。
もともとアレルギー体質の方や、においに敏感な方は影響を受けやすいことがあります。
また、子どもや高齢者は体の抵抗力が弱いため、大人より症状が出やすいとされています。
体が小さい分、空気中の物質の影響を受けやすいことも理由のひとつです。
生活環境・住まい方による影響
換気が不足している住環境では、化学物質や湿気が室内にこもりやすくなります。
テレワークなどで在宅時間が長い方も、影響を受けやすくなる可能性があります。
窓をあまり開けない生活スタイルや、換気設備を十分に使っていない場合も注意が必要です。
シックハウス症候群の主な原因
建材や内装材から発生する物質
新築住宅やリフォーム直後は、床材・壁材・接着剤・塗料などから化学物質が放散されやすくなります。これらが室内に蓄積されることで、体調不良を引き起こす場合があります。
住宅に使われる素材は、空気環境に大きく影響します。
見た目や価格だけでなく、「どんな素材が使われているか」にも目を向けることが大切です。
換気不足が引き起こす問題
高気密住宅では、計画換気がしっかり機能していないと、空気が滞留しやすくなります。
汚れた空気が排出されず、新鮮な空気が入らない状態が続くと、症状が出やすくなります。
シックハウス症候群の症状とは
よく見られる体調不良の例
代表的な症状としては、頭痛、めまい、目や喉の違和感、鼻水、倦怠感などが挙げられます。
風邪や疲労と間違われやすい点も特徴です。
住宅との関連を疑うタイミング
「家にいると症状が強くなる」「外に出ると楽になる」と感じる場合は、住環境との関係を疑ってみましょう。特に新築や引っ越し直後に症状が出た場合は、注意が必要です。
新築住宅ではいつまで注意が必要?
新築直後に症状が出やすい理由
新築後しばらくは、建材からの放散量が多い時期です。
入居直後は特に換気を意識することが重要です。
時間とともに変化する空気環境
時間の経過とともに放散量は減っていきますが、完全になくなるわけではありません。
日常的な換気を習慣化することが大切です。
シックハウス症候群の治し方・対策の考え方
住環境としてできる基本対策
まず大切なのは、こまめな換気です。
窓を開ける、換気設備を正しく使うことで、空気を入れ替える習慣をつけましょう。
また、家具やカーテンなど、室内に持ち込むものにも注意が必要です。
においの強いものや化学物質を含む製品は、できるだけ避ける意識が大切です。
住宅選び・家づくりでの対策視点
家づくりの段階では、素材選びがとても重要になります。
自然素材を取り入れることで、室内空気の質を整えやすくなります。
空気清浄機はシックハウス対策になる?
空気清浄機の役割と限界
空気清浄機は、あくまで補助的な対策です。
空気中のホコリや一部の物質を取り除くことはできますが、住宅性能そのものを代替できるわけではありません。
換気との併用が重要な理由
空気清浄機で「きれいにする」だけでなく、換気で空気を入れ替えることが何より重要です。
家全体で空気の流れを考えることが、根本的な対策につながります。
平林建築工房の家づくり視点で考えるシックハウス対策
平林建築工房では、自然素材を活かした室内環境づくりを大切にしています。
無垢材や自然素材は、化学物質の放散が少なく、調湿性にも優れています。
また、換気計画にもこだわり、家全体の空気が滞留しない設計を重視しています。
健康に配慮した家づくりを、設計段階から一緒に考える姿勢を大切にしています。
まとめ|シックハウス症候群は「住環境の配慮」で防げることも多い
シックハウス症候群になりやすい人ほど、住まい選びはとても重要です。
原因や症状を正しく理解し、換気・素材・暮らし方を総合的に考えることで、リスクを減らすことができます。
「体質だから仕方ない」とあきらめるのではなく、
住環境を見直すことが改善につながるケースも多いということを覚えておきましょう。
