断熱等級7とは?UA値・C値・断熱材の基準やデメリットまで工務店が解説
2025.9.24

断熱等級7とは?2022年新設の最上位グレード
断熱等級7とは、国が定めた「断熱等性能等級」における現時点での最高等級です。住宅の断熱性能を数値化し、省エネ性・快適性を測る指標として使われており、2022年に新たに等級6・7が追加されました。
等級7は、これまで高性能住宅の基準とされてきたZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を上回る性能を求められる仕様であり、高断熱・高気密の最前線ともいえるグレードです。
気候変動による異常気象が増え、夏の猛暑・冬の寒さが厳しくなる中で、「少ないエネルギーで快適に暮らす住宅」のニーズはますます高まっています。その目安として「断熱等級7」の性能は、住宅選びの大きな判断材料となりつつあります。
等級6・等級7のUA値基準とその違い
断熱性能を数値化する指標のひとつが「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。これは住宅の内部からどれだけ熱が逃げやすいかを表すもので、数値が低いほど断熱性が高いことを示します。
断熱等級6では、地域にもよりますがUA値0.46〜0.28程度が基準となります。一方、等級7はそれよりさらに厳しく、一般的にはUA値0.26以下を目安とする水準です。
たとえば兵庫県では、地域区分によって異なるものの、区分6または7に該当する地域が多く、等級6の基準であれば0.46以下、等級7であれば0.26以下という高性能な断熱性が求められます。
平林建築工房では、断熱等性能等級6相当の断熱性能を標準仕様としながら、一邸一邸の立地や暮らしに応じて最適な性能を計画しています。等級7は“次のステージ”として意識される性能であり、達成には高度な設計力と素材選定、施工技術のすべてが必要となるグレードです。
断熱等級7の家に必要な断熱材の特徴とは?
等級7の住宅を実現するには、高性能な断熱材の採用が不可欠です。ただし断熱材は「種類」だけでなく、「厚み」や「施工精度」も重要な要素となります。
具体的には、フェノールフォームや真空断熱材など、熱伝導率の極めて低い材料を選ぶケースもあります。加えて、柱間だけでなく外張り断熱との併用など、断熱層の重ねがけによって熱損失を抑える工夫も求められます。
また断熱材だけに頼っても十分な断熱効果は得られません。気密性(C値)とのバランスが取れていなければ、隙間から冷気や熱気が出入りし、性能が十分に発揮されません。
平林建築工房では、こうした断熱・気密の両面をトータルで考えた設計を行い、数値の追求に偏るのではなく、住まい全体の快適性と耐久性を見据えた素材選び・施工を実践しています。
C値との関係|高断熱には高気密が欠かせない
UA値と並んで重要なのがC値です。C値とは「相当隙間面積」と呼ばれ、家全体にどれくらい隙間があるかを示す数値です。小さいほど気密性が高く、外気の出入りが抑えられるため、断熱性能を無駄にせずにすみます。
断熱等級7の性能を実現するには、C値0.5以下、理想的には0.3以下が望ましいとされており、丁寧な施工と気密測定のノウハウが必要不可欠です。
平林建築工房では、C値の具体的な数値開示は行っていないものの、気密性を重視した設計と施工を一貫して行っており、断熱性と気密性のバランスが取れた住宅を提供しています。
断熱等級7の“メリットとデメリット”
断熱等級7の住宅には、大きなメリットがあります。
・冷暖房効率が高く、省エネ性能に優れる
・夏涼しく、冬暖かい快適な住環境
・ヒートショックのリスクが軽減される
・長期的な光熱費削減が期待できる
一方で、次のようなデメリットや注意点もあります。
・使用する断熱材や施工精度が高度なため、コストが増加する可能性がある
・設計の自由度に制限がかかることがある
・地域や敷地条件によっては等級7の実現が難しいケースもある
「等級が高ければ良い家」という誤解も広がりつつありますが、性能を追求するあまり換気が不十分になったり、素材と相性が悪くて結露が発生するような“逆効果”のリスクもあります。
こうした点を踏まえ、等級7の住宅は断熱・気密・換気・素材のすべてを理解した工務店と進めることが大切です。
電気代との関係|等級7で本当に安くなる?
断熱等級7の最大の魅力は、省エネ性能の高さです。断熱性能が高ければ外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率が向上して、電気代を抑えられる可能性があります。
しかし、実際の電気代は「住まい方」によっても左右されます。たとえば、断熱性の高い家でも窓の開けっぱなしや不要な冷暖房の使用があれば、光熱費は抑えられません。
平林建築工房では、設計段階から「住まい方」「家族構成」「生活スタイル」に合わせて性能と設備のバランスを設計しています。だからこそ、断熱性能をムダにせず、実際に快適かつ省エネな生活を実現できます。
等級7に対応できる工務店とは?平林建築工房の家づくり
断熱等級7は数値的に最も高性能な住宅ですが、真の快適性は数値だけで測れるものではありません。
平林建築工房では、等級6相当の性能を標準仕様としながらも、無垢材や漆喰といった自然素材を活用した“やさしい住まい”を設計。さらに、風や光、熱の流れを読み取るパッシブデザインを取り入れ、断熱・気密・通風・採光のバランスを取った空間をつくり出しています。
また、一邸一邸をオーダーメイドで設計するスタイルのため、敷地条件やライフスタイルに応じて最適な断熱性能を柔軟に計画可能です。
等級7の性能に興味がある方にも、性能と心地よさの“ちょうどいい”バランスを提案できるのが、平林建築工房の強みです。
まとめ|数値だけじゃない、本当に快適な断熱住宅とは
断熱等級7は、これからの住まいづくりにおける新しい選択肢として注目されています。しかし、それはあくまで「快適な暮らし」のための“手段”にすぎません。
数値を満たすことがゴールではなく、家族が健康で心地よく暮らせる空間こそが本質です。
平林建築工房では、断熱等性能等級6相当の住宅性能を標準としつつ、自然素材の心地よさ、パッシブ設計の知恵、そして住まい手に寄り添う設計を通じて、「数字と心地よさを両立する家」をご提案しています。
「断熱等級7の家を建てたい」「快適性と性能を両立した住まいがほしい」という方は、兵庫で地域密着の家づくりを行う平林建築工房にご相談ください。
