シューズインクローゼットとは?収納・間取り・玄関づくりの工夫と後悔しない考え方を解説【靴以外の活用法も】
2025.10.31

シューズインクローゼットとは?基本の役割と人気の理由
シューズインクローゼットとは、玄関の近くに設ける「靴をしまうための収納スペース」です。一般的な下駄箱と異なり、人が中に入れるウォークインタイプで、靴を“隠して”すっきり収納できるのが特長です。
靴だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品、スポーツ道具、園芸グッズなども収まるため、玄関まわりの雑多な物を一カ所にまとめて片付けられます。
このように、日々の出入りをスムーズにしつつ、見た目にも美しい玄関を保てることから、新築住宅では「玄関収納の定番」として人気を集めています。
土間収納や玄関収納と混同されがちですが、シューズインクローゼットはより広く、動線を意識して設計されるケースが多く、家事や育児の導線づくりにも活かされます。
どこに設ける?シューズインクローゼットの間取りの考え方
シューズインクローゼットの使い勝手は、間取りと動線によって大きく左右されます。たとえば、玄関から直接出入りできる配置や、「家族用」と「来客用」で動線を分ける設計が人気です。
玄関ホールとクローゼットの間に扉をつけて、生活感を隠しつつアクセスしやすくする工夫も見られます。また、「回遊動線」として、シューズインクローゼットから洗面・LDKへつながる設計も利便性が高いとされています。
平林建築工房の家づくりでは、施主ごとにライフスタイルや家族構成を丁寧にヒアリングし、最適な収納場所と動線を提案します。決まった規格ではなく、一邸一邸の暮らしに応じてカスタマイズできる「自由設計」だからこそ、日々の使いやすさがぐっと変わるのです。
シューズインクローゼットは“いらない”?後悔しないために知っておくべきこと
「便利そうだから付けたけれど、結局うまく使いこなせなかった」という声もゼロではありません。実際に後悔の声として多いのが「広さが足りず物置状態に」「換気が悪くてニオイがこもる」「棚が少なくて靴以外が収まらない」といった点です。
シューズインクローゼットは、ただ設けるだけでなく、必要な広さや収納ルール、通気・採光までしっかり考慮することが大切です。
平林建築工房の住まいは、パッシブ設計を取り入れており、通風・湿気対策に優れています。さらに、自然素材の無垢材や漆喰を使うことで、こもりがちなニオイや湿気の不安も軽減され、玄関まわりの空間を快適に保ちやすい設計が可能です。
収納できるのは靴だけじゃない!シューズインクローゼットの多目的活用法
シューズインクローゼットの収納対象は靴だけにとどまりません。たとえば、傘やレインコート、ゴルフバッグ、アウトドア用品、工具、ベビーカー、さらには防災グッズや非常食なども収納できます。
特に「屋外で使うもの」「泥や雨で汚れやすいもの」を室内に持ち込まずに済む点で、家全体の清潔さを保つ役割も果たします。
また、ペット用品や季節限定のアイテム(除雪スコップ、夏用サンダルなど)の保管にも向いており、「汚れやすいけどすぐに使いたい物」の置き場として重宝します。
家族構成や生活習慣に応じて、収納の内容や棚の高さをカスタマイズできるのは、自由設計の住宅ならでは。平林建築工房では、こうした細やかな要望にも丁寧に寄り添い、最適な収納空間を一緒に設計していくスタイルです。
玄関がすっきり片付く家に|来客時にも安心の収納アイデア
シューズインクローゼットを設けることで、玄関を「常にきれいに保つこと」が可能になります。たとえば、靴をすべて中にしまっておけば、来客時に慌てて片付ける必要がありません。
また、家族用の導線と来客用の玄関ホールを分けて設計することで、プライベート感とおもてなしのバランスを両立することも可能です。
玄関が片付いていると、家全体の印象も格段に良くなります。「散らからない」ための収納ではなく、「自然と片付く」仕組みを設計から組み込むことが大切です。
平林建築工房では、こうした“習慣までデザインする”住まいを提案しています。単なる間取りではなく、家族が無理なく使いこなせる仕組みこそが、本当に満足できる家づくりにつながります。
シューズインクローゼットは何㎡必要?よくある広さと公開アドバイス
SNSや住宅実例でもよく見かける広さとしては、1帖、1.5帖、2帖が一般的です。1帖でも靴や傘程度の収納には対応できますが、ベビーカーやアウトドア用品まで考えると1.5帖~2帖あると安心です。
ただし、広さだけでなく、「棚の可動性」「奥行き」「出入りのしやすさ」「換気の確保」など、トータルバランスが重要です。換気が不十分だとニオイがこもり、結局使われない収納になってしまう可能性も。
平林建築工房では、パッシブデザインの考え方をもとに、日射や風の流れまで計算した快適な空間づくりを行います。さらに、無垢材・漆喰といった自然素材を採用しているため、湿気に強く快適な収納空間を実現可能です。
平林建築工房の家づくりとシューズインクローゼットの好相性
平林建築工房の家は、「自然素材×パッシブデザイン×自由設計」という3つの強みを持っています。玄関まわりにも無垢材や漆喰を使うことで、空気の質や見た目の美しさを両立。土間空間が“呼吸する”ような、快適な収納スペースが可能です。
また、パッシブ設計により、湿気・ニオイの対策も設計段階から行えるのが特長です。長期優良住宅仕様や断熱等性能等級6相当の性能も備えた高品質な住まいで、安心・快適な暮らしを支えます。
設計士との直接対話を通じて、「玄関で何に困っているのか」「どんな使い方を想定しているのか」を丁寧に読み取ることで、表面的ではない、本当に役立つ収納がつくれるのです。
まとめ|シューズインクローゼットは“間取りと暮らし”で活きる収納
シューズインクローゼットは、靴だけでなく家族の暮らし全体を支える収納スペースです。玄関をすっきり保ち、動線を快適にし、家の第一印象を整えてくれる――そんな重要な役割を担っています。
また、靴以外にも多目的に活用できる柔軟性があり、収納計画や間取りと一体で考えることで、暮らしの満足度を大きく向上させることができます。
平林建築工房では、兵庫の気候や暮らし方に合った提案と、設計士との対話によるオーダーメイドの住まいづくりが可能です。シューズインクローゼットも含めて、「あなたの暮らしに本当に必要な収納」を一緒に考えてみませんか。
